2011年6月13日 (月)

IT活用力

こんにちは。サイボウズ上海のFです。

今回はITの活用力について考えてみたい。

去年10月のサイボウズ上海ブログ
http://blog.cybozu.co.jp/china/2010/10/post-8c07.html
でも書かれているとおり、現在中国では急速な経済発展とともにIT投資が増大している。
会社の発展のため、積極的にITシステムを導入しようと
中国企業の姿勢が伺える。
しかし、会社の発展にはIT投資の増加だけでなく、
ITの活用力を高める必要がある。

私が以前務めていた会社では毎月全社員を集めて、
月次朝礼が行われていた。
新入社員入社後の5月の月次朝礼で、
毎年、社長が以下のようなことを話していた。

「新入社員は現在、投資の状況にあり、今後は会社に利益をもたらしていく資産になっていってもらいたい。決して、ただの費用、ましてや特別損失とはならないようにしてほしい。そのために社員のみなさんには、各自のレベルで新入社員をどのように活用していくか考えてもらいたい。」
これは新入社員の成長とその他社員が人材を活用する力を高めてほしいという社長の期待の言葉である。

これはITの話ではないが、ITシステムの導入に対しても参考となる言葉である。
ITシステムも導入当初は利益よりも費やす金額が多いものである。
例えば、
 ・ユーザーが新しいシステムに慣れていないため、業務が非効率になる。
 ・業務に合わない部分があり、設定変更やシステムの修正などが必要になる
 ・ITシステム導入当初はシステムの一部機能しか利用していない。
という理由で、時間という形で金が費やされていく。

そして、これらの状況を改善できずにいたため、
以下のような言葉を聞くことがある。
・新しいシステムに慣れないユーザーが以前の方法で業務をするようになり、
システムが使われなくなった。
・ユーザーの不満や要望を吸い上げて、システムに反映できなかったため、
システム導入による効率化が進まなかった。
・通常業務に忙しく、導入当初想定していた業務の範囲まで
システムを応用するに至らなかった。

ITシステム導入を大きな利益をもたらす資産とするためには、
IT投資を増加するだけでなく、
導入時・導入後も継続してITを活用していこうというITの活用力を
高めることを考えていかなければいけないのではないだろうか。
まずはITに対する社員の認識を変え、各自のレベルでもっとITシステムを
活用できないか考えるようにしていくこと。
そして、トップはやシステム担当者に任せるだけでなく、
自らもITシステムを使いきろうと考え、積極的に関わっていくことが必要である。


6月 13, 2011 | | トラックバック (0)

2011年4月29日 (金)

ITの保守運用コストはどうすれば削減出来るか

こんにちは。サイボウズ上海のKです。

今回のブログでは保守運用コストの削減にどう取り組むべきかを考えてみたいと思います。

現在世界的な景気減速のなかで、間接費をはじめとする“守りのコスト”をできる限り抑え、
将来の売り上げ拡大や収益向上に貢献する分野の予算を最大化することが求められています。
IT分野で言えば、保守運用コストが、まさに削減したい費用項目の1つです。

■システム保守にかかる費用を正確に把握する
ITの保守運用業務は幅広い。保守運用コストとして捉えられる項目も多岐にわたりますが、
日々の保守運用業務に追われて、最適な方法が選択できているかどうか説明できないケースが多い状況です。

 通常のシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークから構成され、保守運用費用が個別に発生しています。ハードウェアやソフトウェアは、価格に応じて一定額の保守料が支払われ、ネットワークの利用料金も別途発生しており、システムの改変や修正など、メンテナンスに伴う費用も発生している。これらはモノにかかる費用です。

 当然、人にかかるコストもあります。純粋にIT部門の人件費として計上されているものもあれば、外部への委託費など経費として計上されているものもあります。見逃してはならないのは、ユーザー側で発生している作業。ソフトウェアのバージョンアップを行なうためにユーザーが作業に費やす時間は、ITの保守運用コストであり、こうした見えない部分も含めてコストを捉え、“見える化”を図る必要があると考えられます。

 ITの保守運用のコストは、守りのための定常費用で、ブラックボックス化させないためにも、一度棚卸をしてコストの中身を明らかにすることが必要です。
コスト構造を明らかにして、管理手法を確立することが、適切なコスト削減につながると考えられます。

■保守運用削減で注目度が上がっているクラウドサービス
ITシステムにかかる費用を個別に見ていては、保守運用のコストを削減することは難しい。
そこで保守運用をトータルに把握する方法が求められています。
社内システムのクラウド化が大きな成長を遂げているのもその為で、
人的リソースが限られる中で、自社で保守を行うシステムとアウトソーシング
(サービスとして利用する仕組み)を上手く組み合わせていく事が、保守費用、ひいてはシステム
管理費用全体の適正化を図る事につながっていきます。
特にIT部門に人的リソースが少ない中小企業では、クラウドサービスに対する期待の高さは顕著です。

■目先の効果だけではない、次に繋がるIT投資を
 中堅中小企業では、こうしたクラウドサービスを活用して、IT部門の代わりとする企業も登場してきており、
とある中小企業では、社内にIT部門をおかずに、システム保守のアウトソーシングと、クラウド化によって
経済的な合理性を追求しようという考えを持っている所も登場してきました。

 現在、ITの世界では“持たざるコンピューティング”へと向かう大きなトレンドが注目されています。
所有せずに利用する、という新しいビジネスモデルの台頭である。将来は「ITを所有しない」という選択肢も
現実のものになると考えられます。そこでは、すべてがサービスとして評価され、費用対効果が徹底的に追求されるべきですが、サービス利用する企業側としては、費用対効果を適正に評価するための尺度を持つことが求められている。

 保守運用に関するコストの構造を明らかにして、費用対効果を評価していくことは、ITの将来の変化に
備えることにもつながり、保守運用業務のアウトソーシングは“持たざるコンピューティング”に対応する準備
段階とも捉えることができます。まずITサービス、次はコンピュータリソースと、IT全体を利用するモデルに移行
することで、テクノロジーの進化の恩恵を享受することができるようになると考えられます。

 オバマ大統領の“グリーンニューディール政策”ではないが、目先の問題解決だけで対応を考えるのは
戦略的とは言えないと思います。単なるコスト削減ではなく、次につながるIT投資を常に考えていく事が重要です。


4月 29, 2011 | | トラックバック (0)

2010年11月19日 (金)

中国での日系企業のIT投資の方向性とクラウドコンピューティングについて

こんにちは。サイボウズ上海のCです。

今日は中国の日系企業のIT投資の現状について
コメントを書きたいと思います。

サイボウズ上海では、グループウエアの営業を通して
日本企業の総経理の方と接する機会が多く、
皆様のお悩みについてお話を聞かせてもらいます。

悩んでいる内容は会社によってそれぞれですが、
共通するのは、「情報システム(IT)の整備に割く時間がない」ということです。

日本や世界中の国々が経済的に苦戦している中、
中国は個人消費も急激に増え、多くの産業が不況から立ち上がり急成長を続けています。
するとどの産業も、自ずと、本社(日本)から中国への売り上げ面での期待/要求が大きくなります。

そうした背景により、中国の総経理は、売り上げ目標を達成するための営業活動に
奔走し、ITなどの管理面の強化や効率化にはなかなか手が回らないというのが実情のようです。

日本から駐在員を派遣するときも、優先されるのは、
すぐに売り上げを産み出せる営業部門の人員や、お金の管理をする財務部門出身者などが中心で、
IT部門の駐在員を置いている会社はまだまだ少ないです。
また、現地スタッフでITを任せられる人材は絶対数が少なく、採用が難しいのが現状です。

そういう背景の中、今、中国で伸びているのが、日本でも話題になっている、
『クラウドコンピューティング』市場です。

クラウドコンピューティングを利用すると以下の様なメリットがあります。

①アプリケーションのインストールが不要なので、情報システム部門やエンジニアの手を借りず簡単に始められる。
②外部のサーバーを利用するため、セキュリティ的に社内システムに影響を与えない。
③提供価格が安くプロジェクトやグループでの決済も可能
④サーバーなどのインフラ購入が不要なので、必要なくなったらいつでもやめることができる。

上記で説明した日系企業の現状を考えるとまだまだ、自社でサーバーを購入・保守をしてシステムを使用
していくような体制構築は難しい状況にあります。

クラウドコンピューティングは安価で導入し易い物が多く、短期間で効果を発揮できることが多いです。
是非導入をご検討されてはいかがでしょうか。


11月 19, 2010 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年10月11日 (月)

中国企業のグループウェア投資増大が示すものとは

こんにちは。サイボウズ上海のKです。

今回は中国企業がグループウェア投資を増大させている理由について考えてみたいと思います。

本来、グループウェアは欧米系の企業から生まれたもので、日本を始めとした先進企業では、業務効率化のために、必須のツールとして用いられています。

一方、中国では、このグループウェアに関しては、浸透が遅れていましたが、急速な経済発展と共に昨今、急激にグループウェアが普及してきました。

例えば、以下の推移があげられます。
【2003年】■中国全土のIT投資額 480億元
■グループウェアに対する投資 9億元(2%)
【2010年】■中国全土のIT投資額 2800億元
■グループウェアに対する投資 140億元(5%)

つまり、IT投資額は5.8倍、グループウェア投資額は、15.5倍になったということです。

これがどういうことを意味しているのか、様々なよみ方ができると思いますが、私は「中国ローカル企業のサービスの質が向上する前触れ」であると思います。

日系企業の提供するサービスは、概して値段が高いが、質は良い。
対して、
ローカル企業の提供するサービスは、値段が安いが、質は悪い。

この前提が、崩れつつあるのではないかと思います。
つまり、ローカル企業もグループウェアを用いて、業務を効率化することにより、サービスの質をあげていこうとしているのだと思います。

中国でもあらゆる製品が一般化して来ている背景があり、現地企業との競争においても、日系企業が得意とする質での差別化が難しくなってきています。そうした中で、価格競争に陥ることなく、日系企業がとる道は以下の2つだと思います。

①サービスレベルの向上と創出(⇒新たな付加価値による新規マーケット創出)
②現場レベルでの業務効率化(⇒業務効率化によるコスト削減)

①を実現するためには、従業員全体の意識の向上が必要です。
そのためには、総経理自らが経営理念をもち、日々、従業員に伝えていくこと。
そして、そのためのデータベースを用意するすること。

②を実現するためには、現場の従業員がきづいたことを蓄積できる場を設けること。

この2つが今後の日系企業においての、最重要課題です。


10月 11, 2010 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月26日 (木)

採用ページ完成間近!

こんにちは。サイボウズ上海のHです。

今、サイボウズ上海では採用ページを作成中です。
本日、その撮影があり、開発チーム、ドキュメントチームなど
それぞれの部署の撮影がありました。

普段仲良くしているメンバーでも、写真越しにみると
違ったように見えるのが面白かったですね。
もうすぐ、採用ページがアップされると思うので、
その時は是非チェックしてみてください。

また、来月から新しいメンバーが参加します。
上海にくる人は色々な動機をもった人が多いのですが
魅力的な方が多いように思います。
どのような方が来られるのか、今から楽しみです。


8月 26, 2010 | | トラックバック (0)

2010年7月22日 (木)

【街】上海レポートVOL.9

こんにちは。サイボウズ上海のHです。

7月後半となり、上海も暑くなってきました。東京と比べると、上海の方が暑いような気がします。これから万博に来られる方は、暑さ対策をしっかりとされた方がいいと思います。

上海万博の主催者側はパラソルやスプリンクラーを増設して対応していくそうですが、来場者側も対策をする必要がありそうです。例えば以下の3つはいかがでしょうか。

1.日射病予防のための帽子
2.白い綿のTシャツ
3.日傘

また、瞬間冷却の携帯用パックもいいかもしれません。来場者数は、増加してますから、待ち時間に体調を崩してしまっては元も子もありませんからね。しっかりと暑さ対策をしておいでください。


7月 22, 2010 | | トラックバック (0)

2010年7月 1日 (木)

【Trash】 新人がはいってきました!

サイボウズ上海Aです。

気がつけば、サイボウズ上海の古参若頭ぐらいのポジションになっていました。そんなサイボウズ上海に期待の新人が入ってきました。非常に優秀な中国人女性です。

新人への教育、というとおこがましいですが、説明を行っている際「理解を得やすいポイント」「理解を得難いポイント」のリアクションが教育係として、非常に意義深いものです。「理解を得難いポイント」というのが、お客様にとって「同様の」感覚だからです。

提案活動慣れする事で、プレゼンテーションの能力は上がりますが、他方、お客様がどう感じるか、という感覚の「共有」は薄れていきます。本日、彼女に説明を行った際、「?」だった感覚を私自身再認識する事で、お客様目線で提案ができるものと思います。

経験に頼るのではなく、ゼロベースで現状と向き合う。コンサルタント時代に、耳にタコができるほど聞きなれた言葉ではありますが、つい忘れてしまうこの言葉を本日思い出すことができました。新たな気持ちで皆様にご提案できる日を楽しみにしております。(是非、期待してお待ち下さい!)


7月 1, 2010 | | トラックバック (0)

2010年6月24日 (木)

ワールドカップの盛り上がり

こんにちは。サイボウズ上海Cです。

ワールドカップ、日に日に盛り上がってきていますね。
そしていよいよ今夜は決勝リーグ進出をかけた日本×デンマーク戦ですね。

日本の活況ぶりはこちらからは分からないのですが、
上海でのワールドカップの盛り上がりもかなりのものです!

実は先週土曜日の日本×オランダ戦は、
大型スクリーンのあるスポーツバーに観に行きました。

行った場所が上海の中でも特にヨーロッパ人が多いといわれるエリアではあったのですが、
400~500人くらいは入って混み合っている大きな店の中でなんと
お客の8割くらいがオランダ人(と思われる人たち)でした。

日本人もいるにはいたのですが、肩身の狭い思いで、まさに「アウェー」でした。
・・・そして結果も負けてしまいましたね、いい試合でしたが。

普段生活しているなかで、上海には色々な国の人が来ているのは感じていましたが、
まさか遠くヨーロッパからあんなにたくさんのオランダ人が来ていたとは。。。

やっぱり上海の注目度は高いなぁ、と改めて実感しました。

そして気持ちを切り替えて、今夜は日本を応援しましょう!!
(決勝リーグでオランダにリベンジできますように。。。)


6月 24, 2010 | | トラックバック (0)

2010年6月17日 (木)

【街】上海レポートVOL.8

こんにちは。サイボウズ上海のHです。

先日、日本に帰国しておりまして、あらためて日本と中国の違いを感じました。個人的な印象ですが、日本と中国は、湿と乾の関係にあるような気がします。湿っている国と乾いている国。

谷崎潤一郎が「陰翳礼讃」で述べている、陰翳を愛でるという感覚は、この湿の気候から来ている気がします。雨に閉じ込められ、薄暗い部屋の中から紡ぎ出される物語は、どうしても陰と切り離せないものになったはずです。国語の教科書によく掲載されている、芥川龍之介の「羅生門」においても、雨と闇に閉じ込められた情景を容易に想像でき得るのは、湿の気候に育って来たからではないでしょうか。

それに対して、中国の文学の印象としては、司馬遷の「史記」にしろ、李白や杜甫の詩にしろ、とにかく広大な印象があります。そしてその広大な風景は、晴れのイメージがあります。

おそらくは、ビジネスに対しての捉え方の違いについても、上記の気候の影響により大きく違うと思うのですが、その話はまた次回にしたいと思います。


6月 17, 2010 | | トラックバック (0)

2010年6月11日 (金)

【事例】 提案営業の一歩は営業マンの行動管理から

こんにちわ。 サイボウズ上海Aです。

本日発刊されました上海ジャピオン、皆様ご覧頂けましたでしょうか?

中阪貿易様の事例を取り上げさせて頂いております。是非、一度紙面をお取りになってご一読下さい!
提案営業を行うには、最新の情報をいかに取得し、共有できるか。
1人で集める情報量には限りがあります。同時に、1人が持つ時間も有限です。
情報共有は掲示板で、時間管理は、スケジューラーで、是非皆様も実現してください。

http://www.cybozu.net.cn/jp/prodinfo05/cominix.htm


6月 11, 2010 | | トラックバック (0)